埼玉県出身。窪田理容美容専門学校卒業。25歳で美容師へ転身し、都内2店舗を経て、2018年にSHEAのオープニングメンバーとして参画。現在は統括ディレクターとしてサロンワークを軸に社内教育も担当するほか、業界誌・ファッション誌のヘアメイクやセミナー講師としても活躍。大人世代に向けたデザインカラーを得意とし、多くの支持を集めている。
本日のヘッドスキンケア座談会のゲストは、SHEA aoyamaの佐藤幸治さん。白髪を活かしたカラー提案など、大人世代特有の悩みを持つお客様とのコミュニケーションを数多くされてきた佐藤さんに、これからもヘアカラーを楽しむために大切な頭皮ケアについて伺いました。早速ですが、佐藤さんは「白髪染めを使わずに、白髪のお悩みを解決する専門家」としてご活躍されていますよね。白髪が気になり始める世代のお客様と向き合う中で、どのような変化を感じていますか?
一番多いのは、白髪やボリュームダウン、髪が細くなった気がする、ツヤの低下といった髪の変化を感じているお客様が多いですね。特に30代後半以降になると、美容室へ来る目的が「おしゃれのため」だけではなく、「白髪を染めるため」へ変わる方も増えてきます。白髪があると、どうしても今ある白髪をなんとかごまかしたい気持ちになると思うのですが、僕は白髪そのものだけではなく、その背景にある頭皮環境にも注目しています。髪は頭皮から生まれるので、これから先もカラーを楽しむためには土台づくりが欠かせないと思っています。
白髪を増やさないために、頭皮環境も大事ということですね。具体的にはどんなことを意識したら良いのでしょうか?
「今ある白髪を隠すこと」と同時に、「これから先もカラーを楽しめる状態をつくること」を意識することです。白髪世代のお客様は、どうしてもカラーをする頻度が高くなります。そこで僕が大切にしているのが、「白髪を染めること」だけでなく、「これから生えてくる髪のことまで考える」という視点。カラー剤にはアルカリ成分が含まれていて、頭皮につくことで水分が失われやすくなります。特に毎月カラーを続ける方の場合、その負担が積み重なることで頭皮環境が乱れやすくなる可能性もあるんです。だからこそSHEA aoyamaでは、頭皮につけない白髪染めをご提案しています。白髪を隠すことだけが目的ではなく、将来も髪のおしゃれを楽しめる状態を維持することが大切。頭皮は髪を育てる土台なので、まずは頭皮環境を整えることが結果的に髪の美しさにつながると思っています。
頭皮環境の大切さについてお話しいただきましたが、ご自宅ではどのようなことから始めると良いのでしょうか?
よく僕がお客様にお伝えしているのは、「頭皮も肌と同じ」ということです。顔なら洗顔をして、化粧水や美容液で保湿しますよね。頭皮も同じで、まずはきちんと洗い、その後に保湿することが非常に大切です。その中でも特に、シャンプー選びは重要ですね。頭皮ケアというと美容液やマッサージを思い浮かべる方が多いのですが、実は頭皮にとって一番基本になるのは「何で洗うか」です。毎日行うシャンプーの影響はとても大きく、特に大人世代のお客様に共通しているのは、頭皮の水分不足。洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、必要なうるおいまで奪ってしまい、乾燥を進めてしまうこともあります。そのため僕は、頭皮をいたわりながら洗えるマイルドな洗浄成分のものや、保湿成分が配合されたシャンプーを選ぶことをおすすめしています。また、ゴシゴシ洗いすぎるのも注意が必要です。
選び方や洗い方を少し意識して変えるだけでも、頭皮ケアに繋がるんですね。仕事や子育てなど、忙しい大人世代のお客様も多いと思います。無理なく続けられるケアはありますか?
忙しい方ほど、完璧を目指そうとしなくて大丈夫ですよ。例えば、いつものシャンプーを少し意識を変えて見直したり、お風呂上がりに頭皮用美容液をひとつ取り入れること。それだけでも十分頭皮ケアになります。特に頭皮美容液は、毎日のスキンケアと同じ感覚で取り入れやすいですし、将来の髪のための投資にもなります。30代、40代はまだまだ髪を育てていける世代です。白髪やボリュームの変化が気になり始めたタイミングこそ、ケアを始めるベストな時期。無理なく続けられることをひとつ習慣にしていただくだけでも、5年後、10年後の髪は変わってくると思います。
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