京都を拠点に12年以上美容師として活動。ロングヘア・レイヤーカットを専門とし、年間3,000名以上のお客様を担当。韓国文化芸能大賞JAPAN代表、YIC京都ビューティ専門学校特別講師、大阪・関西万博での登壇など、サロンワークにとどまらず教育・業界活動にも幅広く携わる。「美容室の価値そのものをアップデートする」ことを目指し、2026年10月には、自身の美容に対する思想を体現する新店舗をオープン予定。
本日のヘッドスキンケア座談会のゲストは、LOVEST KYOTOの殿 綾貴さん。3世代にわたって通うお客様も多く、一人ひとりのライフステージに寄り添った提案を大切にしている殿さん。施術中に頭皮や髪の状態を分かりやすく伝えながら進める、"実況型"の接客も特徴のひとつ。美容師と二人三脚で育てるヘッドスキンケアについて伺いました。
幅広い年代のお客様を担当される殿さんですが、30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、頭皮のお悩みにはどのような変化がありますか?
担当しているお客様は3〜4歳のお子さんから80代まで、本当に幅広い世代の方が通ってくださっています。「生涯顧客」をテーマにしているので、ご家族三世代やパートナー同士で来店される方も多く、長く担当させていただく中で、年齢とともに髪や頭皮がどのように変化していくのかを間近で見てきました。
30代になると白髪が気になり始めたり、40代、50代では頭皮の乾燥やボリュームの変化が出てきたりと、年代によって悩みは変わっていきます。年齢を重ねるにつれて、お悩みが一つから二つ、三つへと増えていく方が多いですね。だからこそ、悩みが大きくなってからではなく、「今できること」を少しずつ始めることが、未来の髪につながっていきます。
年代によって、ヘッドスキンケアの提案も変えていますか?
もちろんです。先ほどお話しした通り、20代、30代、40代では抱えている悩みがまったく違います。20代は、髪質改善などで髪にさまざまなものを重ねている方も多いので、一度頭皮や髪をクレンジングして整えることで、毛先までさらっとした質感を目指せることをお伝えしています。
30代は白髪など、20代には感じなかった変化が少しずつ現れ始める時期。今感じているお悩みに寄り添いながら、「これから先も健やかな頭皮や髪を保つためには、こんなケアを始めておくといいですよ」と、一歩先を見据えたご提案をすることが多いですね。
40代以降は、根元のボリュームも気になり始めます。その方のお悩みに合わせて必要なケアをご提案すると、「何をすればいいか分からなかった」という方にも喜んでいただけることが多いです。
「ケアをしたいけれど時間がない」という方には、どのように提案していますか?
「時間がないからできない」ではなく、「時間がない方でも続けられる方法」をお客様のライフスタイルを伺いながら一緒に考えて、ご提案しています。
最初からたくさんのことを頑張る必要はありません。例えばアデノバイタル スカルプパワーショット(医薬部外品<育毛エッセンス>(販売名:AD スカルプエッセンス))なら、気になる部分になじませるだけなので、毎日の習慣にも取り入れやすいですよね。慣れてきたら、週に一度スカルプトリートメントをプラスするなど、少しずつケアを広げていけばいいと思います。
また、お客様の習慣として定着するまでは美容師のフォローも大切です。定期的に美容室に来ていただいたタイミングで「頭皮の様子に変化が見られますね」とお伝えすることで、お客様自身も「やってよかった」と実感できます。その成功体験が、自宅でのケアを続けるモチベーションにつながっていきます。
殿さんが大切にしている"実況型"のヘッドスキンケアとは?
施術中、「今ここが少し乾燥していますね」「この部分は皮脂が溜まりやすいです」「今日はここを重点的にケアしていきます」と、その場で頭皮の状態を"実況"しながらお伝えすることを心がけています。お客様も、ただ施術を受けるだけでなく、「なぜこれが必要なのか」を理解できるので、ご自宅でのお手入れにもつながりますし、「次はここを意識してみよう」と、ご自身で頭皮の状態を把握しながら実践できるようになります。
一度サロンで体験して終わりではなく、「前回どうでしたか?」と一緒に振り返り、できたことを認めながら次のステップをご提案していきます。美容師がお客様に寄り添いながら伴走することで、その方に合ったヘッドスキンケアの習慣が、少しずつ定着していくんです。
サロンではプロだからこそできることがあり、ご自宅では毎日無理なく続けられるお手入れがあります。どちらか一方ではなく、両方を組み合わせることが大切ですね。
サブリミック アデノバイタルシリーズの魅力を教えてください。
今特におすすめしているのは、アデノバイタル スカルプパワーショット(医薬部外品<育毛エッセンス>(販売名:AD スカルプエッセンス))です。女性には顔まわりや後頭部への使い方をお伝えしていて、男性には抜け毛やボリュームのお悩みに合わせてご提案しています。
また、僕は髪型をつくるうえで、毛先以上に根元の立ち上がりを大切にしています。根元がふんわり立ち上がることで、ヘアスタイル全体のシルエットがきれいに見え、若々しい印象にもつながります。
美容室は、ただ髪を切ったりカラーをしたりする場所ではなく、今感じているお悩みはもちろん、その先に起こり得る変化まで見据えて、その方に必要なケアをご提案する場所だと思っています。5年後、10年後も自分の髪を好きでいられるように、今できることを一緒に見つけていけたら嬉しいですね。
何かお探しでしょうか?
資生堂プロフェッショナルの商品をお探しの方、取り扱いサロンをお探しの方、商品のお問い合わせなどはこちらから。