夏の陽射しはあらゆるものを生き生きとみせる。 世界を代表するデザイナーたちによる最新ルックもまた、大胆な色、素材、デザインで、そのエネルギーを体現した。 新種の気概に富んだこのムードが垣間みせるのは、未来への希望。 顔にあたる光と熱を感じよう。 それこそが次なるビューティの源となるのだから。
浮遊感があるペールピンクのマッシュボブは、ポイントカラーでチークのような血色感を。
マッシュベースに、顔に被せるようなカットラインで目もとを印象付ける。 ピンクベースのフロントにホイルワークでポイントカラーとして彩度の高いピンクとオレンジをライン状に入れる。 仕上げは透明感とサラサラ感を出すオイルを軽くつけ、毛先のみ少量のワックスで動きを出す。
グリーンが繊細で柔和なニュアンスを奏で、色の視覚的効果で立体的なブラントカットに。
まっすぐな線で構成された平面的なロングヘアは、衿もとを切って動きを加える。 ハイライトはカットに合わせて、グリーンとベージュの2色を根もとと毛先のセクションごとに2色を塗り分け、立体感を演出。 ストレートアイロンで自然なツヤを出しながら、ワックスとスプレーで毛先に動きと毛束感を。
アジア人の直毛の毛質を活かすカットに、鮮やかな3色を使ったミックスカラーが幻想的。
ストレートヘアを活かして、サイドを刈り上げ、トップに動きを出すレイヤーを入れながらカットする。 カラーは毛先を捻ってブリーチをした後、フロントはピンク、アウトラインはシアン、他はネイビーに染める。 仕上げはウェットのままジェルをつけて、サイドはタイトに。
儚さと強さをフューチャリスティックに、細かなウェーブと前下がりのバングが新感覚。
ボリュームとクセを活かした毛流れで遊べるように、トップはレイヤーをたっぷり入れてカット。 ベースカラーのサンドベージュに、フェイスラインから左サイドのネープにかけてグリーンとイエローを混ぜたカラーに染める。 ドライ後、全体的にワックスを揉み込み、立体感をつけた。
空想的なカラーのハイライトで遊び心を。主張のあるサイドのカットでクールな女性像に。
耳の上のみ長さを残しショートウルフにカット。 サイドのラインは、あえて角度をつけてカットし、ポイントに。 カラーは地毛をベースに、ミドルセクションのサイドには透け感のあるヴァイオレットを入れ、丸みのあるラインを強調した。 仕上げはツヤとカールを出すジュレを使用。
ポジティブさを打ち出す毛流れの躍動感と、顔まわりを彩るポイントカラーで華やかさを。
マッシュ気味のウルフベースのミディアム。 顔まわりのハイレイヤーが、毛束感と動きでカットデザインを引き立てる。 チャコールでトーンダウンして、フェイスラインと左のネープ部分はブリーチしシアンを。 ストレートアイロンで内巻きと外巻き、ウェーブをランダムにカールする。
ラインを強調したシャープなスクエアカットは、オレンジ色を効かせて未来的なムードに。
トップはグラフィカルなシルエットに切り、サイドとバック部分は刈り上げる。 カラーはフェイスラインからはちまわりをオレンジに。 スタイリングは、ウェットの状態で根もとから前髪を立ち上げて、はちのラインに角を出しコームで毛流れを作る。 ディフューザーでドライして完成。
閃光をイメージしたネオンカラーを毛先に、フェミニンなボブを未来に向けアップデート。
顔まわりとトップにレイヤーを入れ、動きを出したボブ。 アウトラインを直線的にカットし重みを残して、レイヤーとのコントラストを。 内側の中間から毛先はマゼンタで内なる強さを、表面、顔まわりは光のラインに見たてオレンジに。 オイルでツヤを、クリームで毛先に動きを出す。
変化に向けて、力強いディテールを2023年春夏ウィメンズウェアリポート
個性を際立たせるワンポイントメイク
懐かしいスタイルをセンシュアルにアップデート